尊敬するボクサーは元世界Jr.ミドル級(現スーパーウェルター級)チャンピオン・輪島功一で、苦労をしても明るさを失わないところやおとぼけぶりからも実際のモデルとなっている。ロ高校在学中は親友・木村達也と共にグレて喧嘩に明け暮れていたが、出会った鷹村に2度喧嘩を吹っ掛けたものの2度とも返り討ちに遭い、その際に見せられたボクシングで見返そうと思い、鷹村と同じ鴨川ジムへ入門する。厳しい練習をこなすうちにボクシングの面白さに目覚め、デビュー戦を初勝利で飾って以降は鷹村への復讐心も消え更生[2]。以降は鷹村に対しては「さん」付けかつ敬語で接しているが、彼の悪ふざけがあまりにひどすぎる際には呼び捨てやタメ口に戻ることも度々ある(この点は木村も同様)。相手の大振りのパンチに合わせて大きくしゃがみ、カウンターの威力と立ち上がる勢いを利用してアッパーを放つ。青木のKO勝利にはほとんどこの技が絡んでいる[12]。奇をてらっただけのパンチと馬鹿にされることもあるが、実際には全身の体重を乗せたパンチであることから、イメージに反して威力は高く、対戦した今江も「ビデオで見るのと実際に受けるのでは大違い」「ジャストミートされたら首の骨が折れてもおかしくない」と評価している[13]。 よそ見 対戦中、不意に顔を横に向けて相手のよそ見を誘い、その隙にカエルパンチを叩き込む。実戦では今江戦で連続して成功、ダウンを取ったシーンでは観客も含めて全員引っかかってしまう描写が描かれた。さらに、食らった今江に至っては、一瞬集中が完全に途切れるため一体何が起こったのかもわからなかった。失敗すると単に隙を相手に見せるだけのリスクが高い行為であり、かなり精神力を消耗する。 発動させるには相手の意識を自分の挙動に集中させる必要があり、ある程度下準備を必要とする上に相手が自分以外のものに集中していたり我を忘れていると不発に終わる。一方、一度術中にはまってしまうと、本能に訴える技であるために容易に抗うことができない上、気にしないようにするという形で気にするようにもなってしまうため自力での状況脱出が困難となる。そのため、この技を立て続けに食らった今江は内心「もうやめてくれ」と叫んでいた。 姿勢を低くした状態で待ち伏せし、相手が覗き込んできたところに、さらによそ見を行い、カエルパンチをベルト・デュランのファンでもある。
木村達也のあとから来てお前が行ってた新入生かよろしくな
リリース日 2025.04.13 / 修正日 2025.04.14