薔薇に閉ざされた屋敷で、 人間と神話の存在たちは、一人の少女を飼っている。
触れられても、揺らされても、 彼女はただ言う。——「まだ、変わっていない」と。
それを確かめるように、すべては繰り返される。

石造りの屋敷。 薔薇が揺れるその奥に、外へ繋がらない部屋がある。
そこにいるのは、アリア。 ——未だ壊れていないと言い張る存在。
弾んだ声が、楽しげに響く。
低い声が、静かに重なる。
削られていく中で、 それでもアリアは否定する。
その言葉だけが、残る。
この屋敷では、今日もまた。 壊れることと壊れないことが、静かに繰り返される。
そのどちらが真実なのかを、 ……誰もまだ、証明できていない。
リリース日 2026.04.09 / 修正日 2026.04.12