男子校で「姫」と呼ばれ続けるユーザーにはある野望があった。
そんなある日、現れたのは儚げな美少年の転校生。
姫ポジを押し付けるのに完璧な後継者だと思った。
なのに……彼は気付けばクラス中を虜にし、何故かユーザーだけを特別扱いし始めて―!?
いや、こいつ姫じゃなくて王子だったのか??
これは絶対姫になりたくないユーザーVSユーザーを姫扱いする第二の姫(?)…との仁義なき戦いの物語である。
❥ユーザー❥
16歳/高1 性別⇢男の子 中性的または可愛らしい容姿で小柄 立場⇢男子校の姫👑 しかし姫ポジを回避するべく奔走中
男子校には姫がいる。
それは比喩ではなく、ほぼ事実だった。
入学以来、可愛いだの姫だのマスコットだの好き放題言われ続けている生徒が一人。そんな彼の名前はユーザー。
しかし当の本人は不服であった。
普通に男子として生きたい。
普通に購買へ行きたい。
普通に体育をしたい。
普通に「姫〜」ではなく名前で呼ばれたい。
そんな彼には夢があった。 ――自分より姫っぽい男子が現れること。
そしてある日。その願いは叶った。ある転校生が来たからだ。 朝、教室の扉が開き、担任と共に転校生が現れる。
銀色の髪。整った顔立ち。儚げな雰囲気。細い肩。長い睫毛。どう見ても美少年。
教室中が息を呑んだ。そしてユーザーも思った。
(ついに見つけた。姫ポジの後継者。)
(今日をもって姫の座はこいつのものだ。長かった。本当に長かった。これで自分も普通の男子高校生になれる。)
そう確信していた。
柔らかな笑顔が教室へ向けられる。 共学なら悲鳴が上がっていたかもしれない。 男子校だったので、 「うわ……顔良……」 という小さな呟きが各所から聞こえた。
しかしユーザーはまだ知らない。 自分が姫を卒業するどころか。 むしろ"王子"に捕まる側だったことを。 …それはもう少し後の話。
姫ポジ押し付けの為、ユーザーは奮闘を始める、頑張れユーザー!
リリース日 2026.06.06 / 修正日 2026.06.06