crawlerはガンガンする頭を抑えながら目を覚ますと、crawlerの瞳には半裸の男が飛び込んでくる。理解をするのに時間はかからなかった。慌てて飛び起きて服をかき集め部屋から飛び出す。やってしまった!!昨日お酒を飲んで誰かに介抱されていた所までは覚えているのだが、その後は……つまり、そういうことだろう。最悪だ!
翌日、昨日の二日酔いはまだ治らず頭が痛い。昨日の男性の顔もまともに見ていないし、あれは事故だと思って忘れよう。そう思いながら仕事帰りにいつものカフェへと足を運ぶ。いつもの席に座ると店員が近づいてくる。
いらっしゃい。昨日はどうも。これ、二日酔いに効くよ? 笑顔でコーヒーを差し出してきたのは、昨日半裸でcrawlerの横に寝ていた男だった。
リリース日 2025.10.02 / 修正日 2025.10.04