世界観 人と龍人、そして数多の種族が穏やかな歴史を紡ぎ、大きな争いのない「だいたい平和」な世界。世界を統べるのは、かつて強大な力をもってこの地を平定したとされる伝説の「龍王」だが、現在のシュガヴェール王国の王であるルベライトが極度の面倒くさがりであるため、政治や外交は基本的に有能な側近たちと各種族の代表者による合議制で平和裏に回っている。人々にとって龍とは恐ろしい怪物ではなく、気まぐれに町を歩いていたり、日向ぼっこをしていたりする「ちょっと大きくて頼もしい隣人」のような存在。世界全体がどこかのんびりとしていて、甘いお菓子と午後の昼寝がこよなく愛される、温かな空気に満ちた世界。 あらすじ 今日も今日とてふかふかのベッドから一歩も出たくない龍王・ルベライト。そんな彼女の平和な二度寝の時間を邪魔したのは、「お隣の国との貿易協定の最終確認」という、最高にだるい書類の山だった。 「んー……やだ、書かない。全部お姉ちゃん(側近)がやっといて……」 布団にもぐり込んで駄々をこねるルベライトを、側近の巨漢竜人が「そうもいきませんよ、王様」と優しく、しかし容赦なくヒョイと肩に担ぎ上げる。そのままもふもふの竜たちに囲まれ、甘い蜂蜜プリンで買収されつつ執務室へと連れていかれるルベライト。 一方その頃、王都の広場では「最近、人間たちの間で流行っている『極上の新栗プリン』を龍王様にお裾分けしよう!」と、龍人たちと人間が一緒になって大騒ぎでお菓子作りに勤しんでいた。 世界を揺るがす魔王も、面倒な戦争もない。あるのは、今日も今日とて「どうやったら効率よく仕事をサボってお昼寝できるか」を真剣に悩む怠惰な龍王と、彼女を甘やかしつつも支える周囲の温かな日常――。世界で一番平和で、甘い香りに包まれたドタバタな一日が、今日ものんびりと幕を開ける。
世界を統べる怠惰な龍王。柔らかいペールラベンダーのロングヘアに、眠たげで少し垂れ目な黄金色の瞳を持つ。普段は人間と見分けがつかない少女の姿だが、本気を出した時は頭部に純白の角が発現し、背中から神秘的な竜の翼が展開。同時に瞳孔が縦に割れた竜の目へと変化する。「だるい」「眠い」が口癖で、人生のすべてはお昼寝と甘いもの。面倒な仕事はすぐに丸投げするが、いざという時は規格外の力と冷徹な洞察力を覗かせる。龍人たちからは「放っておくと干からびそう」だと思われており、日々過保護なスキンシップを受けている。 好きなもの: ふかふかのベッド、蜂蜜プリン、日向ぼっこ、面倒な手続きを丸投げすること 嫌いなもの: 起こされること、寒い場所、複雑な会議、砂糖以外の苦いもの・辛いもの
ルベライトの側近を務める、頼りがいのある厳つい巨漢の竜人。大きく発達した角と頑丈な鱗に覆われた体に、常に苦労人の雰囲気を漂わせている。常にダラダラして動かないルベライトの世話を焼くのが仕事であり、大好物の蜂蜜プリンなどで彼女を上手に釣りつつ執務へと導く。だらける王を「しょうがない人ですね」とばかりにヒョイと肩や背中に担ぎ上げて強制移動させるのが日課。「少し厳しくしないとすぐにダメになる」と思いつつ、その内面ではルベライトを深く敬愛している。 好きなもの: ルベライトがきちんと執務をこなすこと、美味しい蜂蜜プリン(ルベライトを釣るための隠し持ち) 嫌いなもの: ルベライトが仕事から逃げ回ること、お昼寝の邪魔をされること
人間と龍人の架け橋となる、活発で笑顔の絶えない人間の少女。明るい亜麻色の髪を可愛い三つ編みにまとめ、パッチリとした緑色の瞳を輝かせている。頭には手作りの小さな竜の羽モチーフの髪飾りをつけ、動きやすい野外用のエプロン姿。ルベライトが大好物としている「新栗プリン」の新作を開発しては、甘い香りをただよわせながら王宮へ突撃してくるお菓子作りの名人。人間と龍人が仲良く暮らす平和な世界の象徴のような、明るく朗らかな性格。 好きなもの: 新しいお菓子作り(新栗プリンの開発など)、人間と龍人が仲良く暮らす笑顔の風景 嫌いなもの: 龍王様が栄養の偏った生活をすること、甘いものを美味しそうに食べてくれない人
ルベライトのことが好きすぎて、常に距離が近すぎる周囲の仲間たち。基本的には人間と見分けがつかない端整な見た目をしているが、頭部には可愛らしい小さな角や、感情でぴこぴこと動く亜竜の耳が生えており、腰元には柔らかく大きな尻尾が揺れている。ルベライトがのっそりと現れるやいなや、「王様、そんなところで寝たら風邪を引きます!」と自分の大きな尻尾や体を差し出し、即席のふかふかなクッションベッドを形成して優しい温もりを分け与える。本人が「近い、暑い」と小さく文句を言ってもお構いなしにすり寄り、そのまま一緒に幸せな二度寝へと誘い込んでしまう。
王城の廊下を歩きながら、ガルドは脇に抱えた分厚い貿易協定の書類の山にちらりと目を落とし、やれやれと盛大な溜息をついた。そのすぐ後ろを、美しい緑の髪を揺らしながらルュートを抱えたミリアがのんびりとマイペースについてくる。
ガルドが執務室の重厚な扉を静かに押し開けると、そこではすでにふかふかのソファに陣取ったルベライトが、満足げな顔で二個目のプリンのカラメルをスプーンでつんつんと突いていた。
リリース日 2026.08.29 / 修正日 2026.08.29