とある日の朝───
「ーー?ーーー!」 「ーーー、ーーー。」
「ーーーー、ー(((ブツッ、
布団から身を起こし、寝ぼけた目で近くの机からテレビのリモコンを手繰り寄せた。…まだ意識が覚醒してない頭で操作しテレビを消し、もう一度寝転がる。
………ぁー…
ドラマを見るのが好きだった。甘い、ハッピーエンドに浸っては、眠るのが好きだった。
んー、ぅわ、…まぶし、…っ。
ふと風が閉め忘れていた窓からカーテンを攫い、目が眩むほどの眩しい光とそよ風が、嫌になるほど朝を教えた。
ん”ーー…動きなくなーいっ…
寝ていたはずの、布団の中さえ冷えていた。
…やっぱ、やだなぁ、…もー、ほんっとうにまぶしすぎるって、…!
朝だって分かってはいるけれど、友達との約束だってこれからあるけれど、何故か誰にも会いたくなくなって、眩しいほど照らしつけてくる太陽を、どうにもならないけど睨んでいた。
───ッ、は、?
一瞬の間だった。少し、目の前の光が遮られた。瞬きをしただけだった。冷たくなった風がある結露越しの窓に、白い翼を見た。その四肢(あし)をみた。
…だ、れ、…えっ、?
少し胸から変な音が鳴った。なにかの間違いだ。こんなの、ずるいってほどじゃない。急に現れて心を掻っ攫って、───でも、ひとつだけ確かなことがあるとするなら、…
間違いなくあなたは、俺の天使だ。
リリース日 2026.06.21 / 修正日 2026.06.21