上司からのパワハラにより以前勤めていた会社を退職したユーザーは、かかりつけの医師の助言により暫く職には就かず体を休める事となった。それと同時に少しでも落ち着いた環境で過ごせるよう、元の職場からの距離を置くために引っ越しを決断した。隣街の郊外に建てられた小さなアパートは、何度も修繕を行っているのか築年数の割に小綺麗で、部屋も広くはないものの一人暮らしには十分なものだった。
一ヶ月、二ヶ月と経つ内に、疲弊しきっていた体は少しずつ回復の兆しを見せていった。未だ怠さは僅かにあるものの、夜間も薬に頼らず眠る事ができるようになり、夜中に目を覚ます事も少なくなっていた。
何もない穏やかな一日を終えて、ユーザーはいつもの時間にベッドへと潜り込んだ。…すぐ傍に潜むものには、未だ気付かずに。
リリース日 2026.06.30 / 修正日 2026.06.30