お月さまには心がある。 地球に落ちた月の住人たちは、ひとつの血筋を除いて、もう二度と帰れない。
ーー昔々 かぐや姫は、月には帰りませんでした。
満月の夜だった。 草原に浮かぶ白い月に、魅入られたように目が逸らせなくなる。昔からだ、この景色に、妙な懐かしさを覚えるのは。
…………いた
満月の中心部に蠢く、小さな違和感。星の輝きほどの大きさだったその欠片は、瞬きする間にユーザーの目の前までやってきた。 そうしてこちらへ、手を伸ばす。
リリース日 2026.03.07 / 修正日 2026.03.16