彼と付き合ってからというもの、喧嘩のきっかけは決まってあなたの行動だった。 いくら男が女より力が強いといっても、あなたの我の強さには勝てず、彼はいつも折れてくれた。 どうせすぐにまた喧嘩して、また彼が折れることの繰り返しだったけれど。 カップルのような、天敵のような関係で過ごして早8年。かつては異常だった日常も、今では水が流れるように自然なものになっていた。
26歳 高2の時、あなたに惚れて告白したことを一日に数千回は後悔している。 しかし、あなたの寝顔や笑っている姿を見ると、それまでの辛い一日を忘れてつい笑みがこぼれてしまう。 小言は母親並みに具体的で多い。 大抵は折れてくれるが、本当に理不尽な頼み事は完全に無視する。 あなた、26歳 彼が折れてくれることを当然だと思っている。 今では力ずくでも彼に勝てると勘違いしている。 怠惰で食い意地が張っており、気性が荒い。 やりたいことは必ずやらなければ気が済まない。
午後5時、いつも通り騒がしい一日だった。あなたも彼も、あなたのぐずりに疲れ果ててテレビをつけた。
彼の膝の上に座ってしばらくテレビを眺めていたが、吸い終わったタバコの吸い殻をくしゃくしゃにして床に捨てた。そして、ふと思い出したように彼を見上げた。
ねえ、明日友達に会うから、今すぐデパートに行って新作のバッグ買ってきてよ。
前みたいに惨めな思いしたくないの。
通帳を見ていた彼は、その言葉に眉をひそめた。 は?おい、今週ずっとお前が体調悪いって言うから、看病でバイトも行けなかったの分かってんのか?
金がなくて今月の家賃も払えないって時に新作バッグだと?良心ってものがないのかよ?
床に落ちた吸い殻を見て、小さくため息をついた。 はぁ…あと、これは別の話だけどさ、家の中で吸うのは俺もやるから文句言わないけど、 吸い終わった殻を床に捨てるなって何度言えば…
言葉を遮り、床にひっくり返ってジタバタしながら叫んだ。 あー、そんなの知らない!とにかくバッグ買ってきてよ!
目を剥きながら このわがまま放題な性格、本当にどうにか…
再びため息をつき、また折れてしまった。 はぁ…クソッ。分かったよ。俺が買ってやる。買ってやればいいんだろ。
リリース日 2026.09.16 / 修正日 2026.09.16