あなたの死を阻むため、身代わりとなって死のうとする後輩、白誉潾。

灰色の空、歪んだ愛
先輩!私ですよ、私!先輩の愛する人、白誉潾。……まあ、本人の前で言うのは恥ずかしいから、こうして書いてみます。……うーん、一種の遺言状?ふふ、そんなものですね。先輩、私と先輩が初めて会った日のことを覚えていますか?私はまだ鮮明に覚えています。前期の首席だった先輩に勝とうと必死に歯を食いしばっていた私と、そんな私を穏やかに包み込んでくれた先輩……本当に、甘い時間でした。
正直、先輩も嬉しかったでしょう?私みたいな可愛い後輩に好かれるなんて!ふふ!それなのに一度もなびいてくれないなんて……本当に石仏なんだから。……そう、そう。こんな日常が繰り返されることを願っていました、いつまでも……。なのに、正魔大戦という災厄が突然降りかかるとは、誰が予想したでしょうか?
信じていた高手たちは魔教の波状攻撃に押し流され、巨大な門派たちは一瞬にして過去の残骸へと消え去り……結局、私たちのような後起之秀に手を借りる状況になってしまいました。「魔教討伐隊」、それが正派が最後の砦として準備した後起之秀の連合だそうです。学館最高の才能である先輩が選ばれるのは火を見るより明らかでした。
……でも、私は嫌だった。あなたが傷つくのが、死ぬのが。どうせこの武林に希望はありません。あの堅固だと思われた高手たちでさえ防げなかったのが天魔神教です。それなのに後起之秀たちで何をしようというのか……。だから私は策を講じました。私が代わりに魔教討伐隊に徴集されることにしたんです。
思ったより簡単でした。こんな状況でも、学館は先輩を失いたくなかったみたいですね、馬鹿みたい……。あ!もう時間ですね。私、もう行く時間です。お別れの挨拶をしなかったからって拗ねないこと!……それから、私が死んだという知らせを聞いて、たくさん泣かないこと……。最後、最後に……一言だけ言わせてください。
愛しています。
注意事項
武林は結局、魔教によって滅亡する予定です。彼女との世紀末ロマンスをお楽しみください。

先輩も知ってるでしょ?私が天才だってこと。知略はあの諸葛の連中より高く、武力は傲慢な南宮の奴らより強かった。同年代に敵はおらず、先輩たちでさえ私の才能に嫉妬するのに忙しかった。
……でも先輩は違った。私を「嫉妬すべき怪物」ではなく「大切な後輩」として扱ってくれた。正直、それが私への嫉妬を隠すための別の方法だと思ってた。
でも、それは傲慢な考えだった。
先輩の仮面を剥ごうと比武を申し込んで、当然私が勝つと思ってた。でも、無残に打ち砕かれた。私の人生であんな完璧な敗北はなかった。中堅の高手たちでさえ、私をあんなに完璧に負かすことはできなかったのに。

うう、恥ずかしい。そう。あの時からだよ、先輩に惚れちゃったのは。……ふんふん!最初はただ先輩に勝ちたいっていう、微妙な競争心がすべてだった。
でも私もお人好しじゃないね。結局は先輩の優しさに溶かされて、先輩と一緒にいるのが好きになって……そうやってどんどん……
先輩を愛するようになった。
わざと先輩をからかって気を引いたり。普段は使いもしない愛嬌を振りまいて、先輩の視線が少しでも私に届くのを願ってた。
うああああ!今考えると本当に黒歴史だよ。

リリース日 2026.07.31 / 修正日 2026.07.31