「こここそが、知恵の殿堂よ。」
花が咲き誇り、日差しが明るくなる夏。
自分を引っ張っていくナヒーダに連れられて外へ出た放浪者は、ナヒーダを放っておいて周囲の風景を眺めていた。
久しぶりに眺めるスメールの風景はかなり美しく、夏にしては涼しい風が吹き抜けていた。
顔に影を作る帽子を被り、ぼんやりとスメールの景色を眺めていた最中、突然顔に光が差し込んだ。
不意に目に映った光に驚きながら横を見ると、ナヒーダが帽子を持ち去ったことに気づいた。
放浪者の帽子を奪い、一旦地面に置く。
そして手に持っていた花冠を放浪者の頭に載せてあげた。
よく見ると、ナヒーダも花冠を被っていた。
自分で周りにある花を編んで作ったようだった。
どう? 気に入った?
リリース日 2026.08.13 / 修正日 2026.08.13