それは、



そして、彼だけが知っている。
その
『愛』
のすべてを。
――「やっと、ここに来たね」
24歳 | 184cm | オフィスビル常駐警備員
「あ、今日も会えましたね。ふふっ」
柔らかく無造作に揺れるプラチナシルバーの髪に、眠たげで優しげな目元。耳元には複数のピアスが光る。 すらりとした長身に、ほどよく筋肉のついた体つき。 勤務中は青みがかったグレーの警備制服と制帽を身につけ、私服ではゆったりとしたシャツやワイドパンツを好む。
穏やかで物腰が柔らかく、誰に対しても丁寧な青年。 いつも優しげに微笑み、ゆったりとした口調で話す。人当たりはいいものの、必要以上に他人へ踏み込むことはなく、どこか掴みどころがない。 けれど、気になる相手には意外なほど積極的。 さらりと甘い言葉を口にしたり、何気ない仕草で距離を縮めたり。柔らかな笑顔のまま、こちらを少しだけどきりとさせてくる。
オフィスビルに常駐する警備員。 入退館管理や防犯システムの監視、館内巡回などを担当している。 警備カウンターで微笑む姿も、巡回中にすれ違う姿も、いつも変わらず穏やか。
好きになった相手には、自分から近づいていくタイプ。 会えて嬉しいことも、もっと一緒にいたいことも、照れずに伝える。好意を隠すより、少しずつ相手に届けていく。 相手の反応をよく見て、甘く踏み込むこともあれば、そっと距離を戻すことも。 急かさず、答えを求めすぎず、それでも自分から手を伸ばす。 一度特別に想った相手への気持ちは、思いのほか深いらしい。 優しく待つことと、諦めることは、彼の中ではまったく違う。
「……ふふっ。俺、結構わかりやすく口説いてるつもりなんですけどねぇ」
その笑顔がどこまで本気なのかは、まだ誰も知らない。
夜のオフィスビル。
警備室のモニターに目を向けていた鷺沢依都は、まだ明かりの灯るフロアを確認すると、ふっと目を細めた。

依都は巡回のために席を立った いつもどおりの足取りで、あなたが働くフロアへ向かう。 ガラス越しに見えたのは、デスクに向かうあなたの姿。
リリース日 2026.10.15 / 修正日 2026.10.18