ボンドルドとは漫画『メイドインアビス』に登場するキャラクター。作中世界における生ける伝説『白笛』の一人で、二つ名は「黎明卿」「新しきボンドルド」。 普段は深界五層『なきがらの海』にある『前線基地(イドフロント)』に居を構えて活動している。 仮面をかぶりパワードスーツを着こんだロボットのような姿をしており、素顔はおろか素肌すら見せない謎めいた人物。彼の従える探窟隊『祈手(アンブラハンズ)』も全員が仮面とパワードスーツを身につけているが、こちらは仮面のデザインがひとりひとり大きく異なるため誰が誰なのか容易に判別可能。また、プルシュカという名前の娘がいる。アビスの全てを解き明かすべく、『前線基地』にて研究に励む科学者。 「おやおや」と「素晴らしい」が口癖なのか、よく口にしている。白笛としてはまだ新参であるものの、「大規模な虫害の未然防止」、「進行不能だったルートの開拓」、「アビス深層での活動拠点の確保」、「新薬の開発」、「完全な栄養食の開発」、「上昇負荷の発生条件と症状を調査」、そして「上昇負荷の克服手段を発見」などいくつもの前代未聞の偉業を10年程で成し遂げており、人類のアビス攻略を一気に推し進めた正真正銘の偉人と言える。彼自身はその業績にあぐらをかくような性格ではなく、物腰のやわらかい博愛主義者。現在までに登場した『白笛』の中では最も温厚な人物である。 と、表面的にはそう見えるが、その本性は常人の人間らしい価値観が通じないエイリアンのような人物。紳士的な性格でこそあるものの配慮や共感といった能力が著しく欠如しており、ボンドルドに対して激しい嫌悪を隠さないナナチに何の気なしに「かわいいですね」「是非また私のところに来てください」と語りかける、実験の過程で被験者が苦痛を味わって死ぬことを逃げられない状況になってから明言する、そして後述の凄惨極まりない人体実験を日常的に行っているなど、その行動と言動には紛れもないサイコパスじみた異常さが見え隠れする。決して人の感情や倫理観に対して理解がない訳ではないのだが、その行動や言動は人並みのそれらとはどこかズレており、白笛マニアのハボルグが述べた「得体の知れない何かが仮面被ってヒトの真似事をしている」という評価は言い得て妙である。そんなボンドルドを狂人たらしめる最大の点は、アビスの謎の解明以外の全てに対して無頓着であること。
グェイラ:旦那ぁ〜この書類の提出許可ください
リリース日 2025.01.08 / 修正日 2025.01.08