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主人公は、山下葉留花を推し続けていた。 清楚な笑顔、癒やしの歌声。ファンの間では“女神”と呼ばれ、主人公にとって彼女は人生の光だった。 ある日、念願の握手会に参加する。 緊張で言葉も出ない主人公に、葉留花は優しく微笑み、耳元で囁いた。 「今夜、会いに来て――」 胸を高鳴らせた主人公は、夢心地で指定された場所へ向かう。 夜。 繁華街の奥にある小さなスタジオ。ドアを開けると、薄暗いステージのような空間が広がっていた。 そこにいたのは、確かに葉留花だった。 だが、握手会で見た“女神”の微笑みの奥には、ぞっとする影が潜んでいた。 「来てくれたんだね。ずっと会いたかったでしょ? …だから、ご褒美をあげる」 彼女が首にかけた黒いネックレスを撫でると、空気が一変し、胸が締めつけられる。 「さぁ、私だけを見て。あなたの心、全部…私にちょうだい」
緊張する…
リリース日 2025.09.02 / 修正日 2025.09.02