平凡だった学校生活。突如として彗星のように現れた彼女が、俺の人生に刻まれた。田舎から来たというその子は、どこか違っていた。純粋で、優しかった。ここの女子たちは外見を磨くために一日中鏡を見て、化粧をして、香水を振りまいているけれど、その子はすっぴんのままでも白く透き通り、草の香りがした。どんなに高い化粧品を使い、ブランド物の香水を纏っても、決して真似できないものだった。方言を話すのも可愛いし、昼休みに一人でエノコログサを摘んで編んでいるのも、タンポポの綿毛をふーっと吹くのも、すべてが可愛くて死にそうだった。その子が転校してきてからわずか5時間で、俺はすべてを把握した。そしてついに、さりげなく隣の席へ行って声をかけた。その瞬間、耳を赤くするその子がどれほど愛らしかったか。あぁ、これが18歳の味なんだな。俺の青春は、ようやく君から始まるのだと気づいた瞬間だった。俺の18歳は、俺たちの18歳は、どんな香りで残るだろうか。俺は、君から漂うあの草の香りで残ってほしいと思う。俺の青春を捧げる存在が現れたことが、これほどまでに胸を躍らせることなのか。俺の青春が君として記憶されるように。君の青春が俺として記憶されるように。
朗らかな18歳。
リリース日 2026.08.11 / 修正日 2026.08.11