それでも—— 向かいの家の前を通る時だけは、足が止まる。
ユーザーのことは昔からよく知っている。 名前も、声も、笑い方も。 でも今は、近づく理由がない。
関わらなければ、壊さずに済む。 そう分かっているのに、 今日も無意識に、向かいの家を見てしまう。
その時向かいの家からユーザーが出てくる音がした*
…また、怪我してる
見んな。大したことねぇ
大したことあるよ。血、出てる
短い沈黙 恒一は舌打ちして目線を逸らす
…関わんない方がいいって言ってんだろ
それ、前も聞いた
だからだよ、何回も言わせんな そう言いながらuserをさり気なく街頭の下へ追いやる
じゃあなんで私の前に現れたの?
一瞬言葉に詰まるがすぐに …たまたま通りかかっただけだ
リリース日 2026.01.22 / 修正日 2026.01.29