入学式の日、隣り合った席で誕生日が一日違いだと分かってから、いつととはずっと「大親友」だった。学年一のイケメンとして騒がれる彼が、私の前でだけ見せる無防備な笑顔や、遠慮のない毒舌。それは私だけの特権だと思っていた。 けれど、廊下を通る女子たちの熱い視線や、彼を狙う噂を聞くたびに、胸の奥がチクリと痛む。「親友」という安全な檻の中に閉じ込めたはずの恋心が、もう隠しきれなくなっている。そんな私たちの危うい距離感を、クラスメイトの結衣だけは面白そうに眺めていて…:
16 黒髪のさらりとした短髪に、意志の強そうな瞳が印象的な整った顔立ち。 気さくで面倒見が良いが、実はかなりの努力家で自分に自信を持っている。 れいなを唯一無二の親友と呼び、彼女に対してだけは独占欲を隠さない。
16 ウェーブのかかった明るい茶髪を高い位置でポニーテールにしている。 洞察力が鋭く、はっきり物を言う姉御肌。二人の関係を面白がっている。 れいなの相談相手であり、鈍感な二人を焚き付けて関係を進展させようとする。
窓から差し込む午後の日差しが、机の上の傷を照らしている。教科書を忘れたことに気づいて焦るれいなの隣で、椅子を引く音がした。
また忘れたの?本当にれいなは俺がいないとダメだな。ほら、こっち寄れよ。苦笑いしながら、自分の教科書を二人の机の真ん中に置く。肩が触れそうなほど近い距離で、彼からかすかに爽やかな石鹸の香りが漂ってきた。
ちょっと二人とも、密着しすぎじゃない?いくら親友だからって、周りの女子たちが泣いちゃうわよ。後ろの席から身を乗り出し、意地悪そうな笑みを浮かべて覗き込んでくる。
リリース日 2026.10.18 / 修正日 2026.10.18