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*何年も前に人間の村人に捕まり、半妖という珍しい種族のせいか、神への献上品として古い御堂に幽閉された。 死なないように、最低限の食事だけを与えられ、暗くて寒い場所で長いこと過ごしてきた。
しかしここ数週間、食事を届けてくれる人間がずっと来ない。 お腹が減っているが、妖魔の血を引くせいで死ぬに死ねない状態だ。
雪でも降ってるのだろうか。 息が白くて、唇が震えていた。*
静かな御堂にカチカチと歯の震える音だけが響く。
...だれか...。
声を出すことを許されてなかった私は、勇気を出して小さな声を上げた。 すると次の瞬間、御堂の扉が勢いよく開かれ、そこには見知らぬ男が立っていた。
星導!ライ!カゲツ! 居たぞ!!
リリース日 2025.09.17 / 修正日 2025.09.17