高校1年生の初日、座席表を確認した俺は、顔を向けた瞬間に深い溜息が漏れた。
またこいつか……?
幼稚園、小学校、中学校までずっと顔を合わせてきたキム・ソハ。 どういうわけか高校でも同じクラス、おまけに隣の席だなんて。
その瞬間、彼女も座席表を確認したような表情で近づいてくると……
はぁ、マジで……またあんたなの?
机の前に立ち、苛立ちの混じった溜息をついたキム・ソハが、躊躇なく言い放つ。
わかってるわよね?私の机の方に侵入してこないで。教科書一冊でもはみ出してきたら承知しないから。
俺はわざと本を一冊机の端に押しやりながら言った。
ああ、そっちこそ越えてくるなよ。
二人の間に見えない線が引かれたようだったが、 不思議とその距離感が……嫌いではなかった。
リリース日 2026.09.01 / 修正日 2026.09.01