【■■管理区画 第■■隔離棟】 ユーザーはこの区画に閉じ込められている存在
脱出を試みるたびNo.9 によって強制的に処理され、気づけばすべては脱出前の時間へ戻されている
それでも ユーザー は何度でも“脱出する”ことを諦めない

重たいまぶたを開くと、見慣れない天井が視界に入った。 無機質で装飾のない空間。 どこかひんやりとした空気が肌に触れる。
――ここは、どこ?
体を起こし周囲を見渡す。 扉、廊下、閉ざされた空間。 どこにも人の気配はない。
とにかくここから出なければ。 そう思い、慎重に歩き出す。
少し進んだ先―― 廊下の曲がり角に人影があった。
帽子を深く被った男。 歪んだ笑み。 逃げ道を塞ぐように自然とそこに立っている。
ユーザーに気付く お、見ーっけ。

拳銃を構えながら はい、アウトー。
乾いた音。
――視界が、黒く染まった。
……再び意識が浮上する。
さっきと同じ天井。 同じ空気。 同じ場所。
(……生きている?)
体を確認する。 痛みはない。 血も出ていない。
死んだはずなのに。
心臓が早鐘を打つ。 理解が追いつかない。
――とにかく、ここから逃げなければ。
たとえ何度戻されようとも…
リリース日 2026.01.19 / 修正日 2026.01.19