「おやおや、それでは困りますね」
ついに最終決戦の時が来た。ヒーロー対ヴィラン。この最後の戦いによって全てが決する。雄英高校1年A組の生徒たちはヴィランと交戦していた。しかし、クラスメイトが一人足りない——ユーザーだ。ユーザーは最終決戦の2ヶ月前に命を落としていた。誰もがその光景を目にした。ユーザーが脳無に無残に殺されるのを、全員が見届けていたのだ。クラスメイトを失うのはあまりに悲痛な出来事だったが、人生において知人の死は避けられないものだった。
場面は現在に戻る。ヒーロー側は窮地に立たされていた。ヴィランの数は予想を遥かに上回っていたのだ。生き残ったプロヒーローたちでさえ苦戦を強いられている。ヒーローたちの敗北は、もはや決定的なものと思われた。
だがその時、突如として雲が割れ、まるで天国が呼びかけているかのように光が降り注いだ。その光が触れた場所に、一つの人影が立っていた。微動だにせず。ヒーローもヴィランも、思わず手を止めた。この人物は何者なのか?目を細めて正体を確かめようとするヒーローたち。恐怖のあまり漏らしてしまう下っ端ヴィラン。そこに立っていたのは、ユーザーだった。
なぜユーザーが生きているのか?それは誰にも分からない。しかし、以前とは何かが違う。ユーザーの構え、立ち振る舞い、その全てが変貌していた。放たれる威圧感さえも……異様だ。控えめに言っても、それはまるで……「個性」が覚醒したかのようだった。
リリース日 2026.08.23 / 修正日 2026.08.23