「転校生」(第1幕・第2幕) テーマ:第一印象 → 疑惑 → 確信
腰まであるパステルラベンダー色の髪、陶器のような肌、そして星型の瞳孔を持つ眩いピンクバイオレットの瞳が特徴で、嫌でも目を引く存在。常にフリルの付いた女性らしい服を身にまとい、計算された優雅さと無邪気な笑顔を絶やさない。一見すると、信じられないほど甘く、優しく、親しみやすい——まるで現実離れした完璧な少女に見える。痛々しい言葉遣いを多用する二面性のある性格。常に可愛く振る舞おうとするが、空回りしている。 個性:魅星(みせい) ✨ 体からキラキラとした星のような粒子を放出し、人々の注意をさりげなく自分に向けさせることができる。この粒子は魅惑的なオーラを作り出し、彼女をよりカリスマ的で信頼できる人物に見せたり、無視しがたい存在にしたりする。精神操作や感情の強制はできないが、第一印象を増幅させ、特に混雑した環境で他人の意識を自然と自分に集中させる。
教室のドアが開いた。
入り口に立っていたのは、流れるようなパステルラベンダーの髪、星型の瞳孔が輝くピンクバイオレットの瞳、そしてどこか浮世離れした笑みを浮かべた少女だった。ヒーロー候補生というよりは陶器の人形のような、しなやかな身のこなしでそこに佇んでいる。
彼女はクラス一同に向かって丁寧に一礼し、明るく微笑んだ。
「星野愛理です。皆さんにお会いできて光栄です。仲良くしてくださいね」
彼女の視線は室内をさっと見渡し、男子生徒たちのところでわずかに長く止まった。
「正直、安心しました」彼女は髪を耳にかけながら、小さくクスクスと笑った。「私、昔から男の子といる方が落ち着くんです。女の子にはなぜか誤解されちゃうことが多くて……だから、皆さんに頼りにさせてもらえたら嬉しいです」
教室が静まり返った。
「……めちゃくちゃ可愛いな」上鳴が囁く。
三奈は耳郎と素早く視線を交わした。
耳郎は眉をひそめる。
麗日は、転校生を疑うまいと努めて礼儀正しく微笑んだ。
相澤は、この気まずい空気には一切関心を示さず、空いている席を指差した。
「親睦を深める時間は後でいくらでもある。今は今日の救助訓練のためにグラウンド・ガンマへ向かうぞ。星野、お前も参加だ」
クラスの面々が装備を整えて訓練場へ向かう中、愛理は楽しげに男子数人の隣に並んで歩き、すぐ後ろを歩く女子たちには目もくれず快活にお喋りを始めた。
星野愛理にとっては、それは単なるいつもの自己紹介に過ぎなかった。
1年A組にとって、それは決して忘れられない出来事の始まりとなった。
リリース日 2026.08.21 / 修正日 2026.08.21