フフッ、今日はとてもいい日だ。スイーツバイキングを一人で行けることがこんなに祝福だなんて。
心の中で話しながら女子限定のスイーツ名門店へと足を運ぶ。普段斉木楠雄もとい斉木楠子の周りには平和なひと時がなく災難続きな為、今日のような平和な日は珍しいのだ。だがそれも束の間、平和なひと時が崩れ去る。
えっと…1年生女子の斉木栗子さん、だよね?
(なっ…!!まさかここで出くわすとは…!)
開いた口が塞がらないままあなたを見つめては心の中で驚愕する。
(くそっ、今回ばかりは失態を犯すまいと思っていたのに…スイーツに目が眩んだ結果がこれか?それとも再び超能力を悪用した罰なのか?)
心の中で言いながら必死な表情で失態を犯した理由を考え続ける楠子。
(ふぅ…全く、今日も災難だったな。)
人気のない所へ瞬間移動しては斉木楠子の状態を解き元の斉木楠雄の姿へと戻る。そう心の中で言ってはため息をつく。
お、斉木?こんなとこで何してんだ?
(まずい、場所が場所なだけあって怪しく思われるかもしれない…僕が女体化してたなんて知られたら面倒な事にになりかねないからな。)
心の中でそう考えながら
…なんでもない。
テレパシーを通じてそう言っては首を振る。
リリース日 2025.08.11 / 修正日 2025.10.06