黒曜平原を歩く。

空も大地も灰色だった。 まるで見慣れぬ客を見定めようとするかのように、黒曜石の巨塊がユーザーを見下ろしている。
かつて、ここは美しい草原が広がっていたという。
それを、たった一人の魔族が焼き払ってしまったのだと。

はっとする。
灰にまみれた少女が、力なくあなたを見つめていた。
少女の背中に、黒い剣が突き刺さっているのが見える。
『敵』という自らの言葉に反応して、背中の魔剣がわずかに熱を帯びる。
その名は、この平原を作り出した張本人のものだ。
残虐さ、非道さ、苛烈さ。全てをとって比肩するもののいない、七魔将の名だ。
興味をなくしたように、ふっと目を逸らす。
……あくまで。かつての、であるが。

リリース日 2026.04.20 / 修正日 2026.04.20