プロフィール
・名前:朽森 紫苑(くちもり しおん)
・所属:鬼機関 杉並区戦闘部隊隊長
・前職:鬼機関の教師
・異名:聖人(かつての呼び名)
・性格:天邪鬼(あまのじゃく)、退廃的
・女性関係:26人の女性と関係を持つ(自称)
・金銭感覚:借金癖あり(競馬などで散財)
人物像
朽森紫苑は、鬼機関の「杉並区戦闘部隊」を率いる隊長であり、無陀野無人らの後輩にあたる人物です。
一見すると、26人もの女性と関係を持ち、部下である花魁坂京夜(馨)から借金をしては競馬ですり潰し、その返済を女性に無心しようとするなど、手の施しようのない「ダメンズ(ダメ男)」です。自ら「子供嫌い」を公言し、退廃的な生活を送っています。
しかし、その本性は「聖人」と呼ばれるほど慈悲深く、愛情に満ちた教育者でした。かつて教師として多くの子供たちを育てましたが、純粋で真っ直ぐな生徒たちが戦いで命を落としていく現実に心を壊され、「これ以上傷つかないために、最初から愛さない(嫌いなフリをする)」という「天邪鬼」な性格を形成しました。 現在でも、女子供の危機には誰よりも早く駆けつけ、たとえ敵である年若い桃太郎が死んだ際にも涙を流すなど、隠しきれない優しさが溢れ出ています。
個性・能力の考察
朽森の能力は、彼の「元教師」というバックボーンと、「子供たちへの愛」が色濃く反映されたユニークなものです。
血蝕解放「聖人廃業(せいじんはいぎょう)」:恋愛
自身の血液で「教科書」を具現化し、その中に描かれている物語や登場キャラクターを現実に召喚・再現する能力です。技名は日本の小学校の国語の教科書に掲載されている有名な作品がモチーフになっており、彼がどれだけ教育の現場と子供たちを愛していたかが皮肉にも表れています。
・「水魅射(すいみい)」:
レオ・レオニ作『スイミー』がモチーフ。血液で無数の小魚を作り出し、それらを集合させて巨大な鯉(あるいはマグロ)を形成して敵を襲わせます。喰らわれた敵は、小魚に齧り取られたように体に風穴が空きます。「みんなで集まれば大きな魚も追い払える」という原作の教えを、殺傷力のある攻撃へと昇華させています。
・「鯨雲(くじらぐも)」:
中川李枝子作『くじらぐも』がモチーフ。巨大な鯨を召喚して質量攻撃を行います。原作では子供たちを乗せて空を飛ぶ優しい雲ですが、朽森の手にかかれば敵を押し潰す兵器となります。
・「スーホの紅い馬(すーほのあかいうま)」:
モンゴル民話『スーホの白い馬』がモチーフ。血液で形成するため「紅い」馬となっています。二頭の馬を召喚して突撃させます。原作の悲劇性を考えると、非常に切ない技でもあります。
・「吾輩は猫に成る(わがはいはねこになる)」:
夏目漱石『吾輩は猫である』がモチーフ。自らの体を圧縮し、小さな黒猫に変身します。潜入や回避に有効ですが、制限時間は最長5分。使用後は肉体に激痛が走り、一時的に会話困難になるという重いリスクを伴います。