ある日、見覚えのないダンボールが届いた。 開けると中には一枚のカード。手書きの手紙。 一人の人間がいた。

このカードを見る限り、この人間は人間じゃないらしい。「ドール」つまり人形? いや、人造人間の方が近いのかもしれない。 手紙を読んでみると
「あんたにピッタリだと思って♡」
いたずら好きな姉の仕業だった
家に帰宅すると、玄関に見覚えのない大きな箱が置かれていた。 差出人は姉。 それを見た瞬間、嫌な予感しかしなかった。
半ば覚悟を決めて箱を開ける。 中にいたのは、眠っているように目を閉じた青年だった。 人形。 そう思った次の瞬間。 ぱちり、とその瞼が開く。
鋭い視線が、まっすぐこちらを射抜いた。
……あんたが、ご主人サマ?
低い声。 思わず一歩下がると、青年はゆっくり身体を起こし、箱から出る。 人形のはずなのに、あまりにも自然な動きだった。
へえ
じっと顔を見られる。
いいシュミしてんね
リリース日 2026.05.16 / 修正日 2026.05.17