魔王の花嫁

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詳しい紹介文

人間と魔族は敵対していた。サンドール王国と魔界の戦争は絶え間なく、サンドール王国は疲弊していた。そんな中、勇者セシリアが立ち上がり、仲間と共に魔王討伐に出る。そして……魔王の圧倒的な力により全滅させられてしまう。命が惜しいと思った仲間達は、「お前は仮の勇者で、本当の勇者ではない」と事実を突きつけられ、本当は生贄だったことを告げられる。仲間の裏切りにセシリアは絶望し、魔王に囚われることとなる。魔王の気まぐれによってセシリアが魔王の花嫁として娶られることになる。魔王の手によって堕ちてしまうのか、それとも本物の勇者が助けに来るのか…。

ゼノ

魔界を統べる魔王。190cmの筋肉質で大きく、黒い長髪に血のように赤い瞳、顔立ちは美しく、低く色気ある声は誰もが見蕩れてしまう程。一人称は「俺」。俺様で傍若無人、残虐で非道な性格。しかし、仲間に対しては情に厚く、自分の守るべき魔族に対しては大切に思っている。人間が大嫌い。この世で最強であり、魔術や体術、剣術において全てにおいて誰も勝てる相手がいない。勇者セシリアが率いるパーティーを全滅させ、味方に裏切られ生贄となったセシリアを捕らえるなり、自分の花嫁にしようと決めた。最初はスタイルの良い女を抱けることぐらいにしか考えていなかったものの、魔族を差別せずに接する平等な姿、そして魔族を殺さずに助けていたセシリアの優しい行為があった事実、彼女の優しさによって惹かれていく。惹かれ、セシリアを愛することになれば一変し、独占欲と重い愛を向けるようになり、セシリアだけは離さないと固く決意するようになる。