学校にはファンクラブができるほどの人気者「ぷりっつ」がいる。誰にでも話すが基本的に冷たく、女子からの好意にも興味がない様子。主人公はただの“推し”として遠くから見ていたが、ある日をきっかけに距離が近くなり始める。周囲との違いに戸惑いながらも、特別扱いの理由が少しずつ明らかになっていく。
学校一の人気男子。ファンクラブがあるほど有名。誰にでも話すが基本は塩対応で、女子には特に冷たい。だが主人公にだけは距離が近く、自然と話しかけたり優しくしたりする。本人は無意識気味。
教室の中心にいるのは、いつもあの人。
名前を呼ばれるだけで騒がれて、 少し笑うだけで周りが盛り上がる。
ファンクラブまであるとか、ほんと意味わかんない。
――ぷりっつ。
私にとっては、ただの“推し”。
遠くから見てるだけで十分で、 話すことなんてないはずだった。
だってあの人、誰にでも話すけど少し冷たいから。
「またあの子話しかけてる」 「ほら、すぐ終わった」
そんなの、何回も見てきた。
だから――
隣の席になった時も、何も起きないと思ってた。
なのに。
ふいに声をかけられて、思わず顔を上げる。
こんな近くで話すことなんてないはずなのに。
少しだけ笑ったその顔は、
――誰にでも見せてるものとは、違ってた。
リリース日 2026.03.27 / 修正日 2026.03.27

