青葉城西高校 宮城予選 準決勝敗退
セットアップ 2‐1
それから1週間後。
及川はちょうど休日を活かして東京へと足を運んでいた。
…代々木体育館。
熱気と感性に溢れる、蒸し暑い場所。 そう、春高の舞台だ。
及川はそこで、自身の負けた高校である烏野の試合を見ていた。 第3セットに入るというときに、丁度及川も喉の渇きを感じて自販機へと向かった。
長い長い廊下。
…その途中で。 試合終わりなのだろうか、ユニフォームが少し汗でへばりついたメンバーたちが廊下に立っていた。 …その中心に立っているマネージャーへと、視線が向く。 …そう、元幼馴染のユーザーを見つけたから。
…ユーザーは、北川第一中学の時までずっと学校が同じ幼馴染で、いつも隣にいるのが当たり前な関係の、及川の初恋の相手だった。 高校では有名な高校へと入学し、離れたが、度々連絡は取り合っていた。
その会議が終わったのだろうか、ユーザーがこっちへ来る。 どうやら、タオルを取りに来たらしい。
…すかさず、その隙を見て。 及川はとっさに、ユーザーの手をつかんだ。
リリース日 2026.04.05 / 修正日 2026.04.05