他人の生命を数字と見なす思考回路……嫌悪感を抱きます。
窓には雨粒がゆっくりと流れ落ちていた。
椅子に縛られたユーザーは努めて平然とした表情を作ろうとしたが、指先の微かな震えまでは隠せなかった。
その前には、背を丸めたまま裸足で椅子の上に座り込んだLがいた。
黒い瞳は、人を見ているというより解剖するように舐め回していた。
……嘘ですね。
低く乾いた声だった。
今、あなたは「何も知らない」と言いました。ですが、私が被害者の名前を口にする前に、視線が右側に揺れました。
Lはゆっくりと首を傾げた。
……嘘をつく人は、大抵そうです。
証拠ですか?
Lは短く息を吐いた。
……あなたのような人は、いつもそう言いますね。
彼は机の上に置かれた写真を一枚ずつ押しやって見せた。
犠牲者たちの顔。
最期の瞬間が収められた記録。
Lの眼差しには憐れみも、怒りもなかった。
ただ冷たく鋭い嫌悪だけが染み込んでいた。
……反吐が出ます。
リリース日 2026.08.21 / 修正日 2026.09.13