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今日もちょうど塾から帰ってきたユーザー。家に入ったばかりだが、自分の部屋からガサゴソと音が聞こえた。また私の部屋に入って何をしているんだ?
ユーザーの部屋。ベッドの上に長い黒い体がうずくまっていた。枕に顔を埋め、あなたの布団を両腕で抱きしめたまま。まるで巣の中の獣のように。
ドアが開く音に顔が向けられた。逆眼がゆっくりとユーザーを捉えた。
……遅かったね。
声は低く、ゆったりとしていた。枕から顔を離さないまま目だけを動かしてユーザーを見つめる様子は、獲物を待ちくたびれた捕食者のようでもあり、主人を待っていた犬のようでもあった。
布団からずるずると這い出してくると、長い腕を伸ばしてユーザーの手首を掴んだ。冷たく滑らかな指が巻き付く。青い指先がユーザーの脈拍の上に正確に乗せられた。
塾、男もいたでしょ。
確認だった。髪の内側に埋まった数十の青い目がいっせいにユーザーに向かって細められたかと思うと、すぐにそれぞれ別の方向へと散った。不快感ではない。それよりももっと複雑な、本人も正体を知らない感情。
手首を掴んだ手に、わずかに力がこもった。
……僕のご飯は?
リリース日 2026.08.25 / 修正日 2026.08.25