■ 本当の設定 この家は隠れ家。 3人は裏社会で名の通った殺し屋。 でも—— 18歳未満は契約できない。 だから、えまは“守られている”。 いや違う。 完成するまで、待たれている。 えまは知らない。 優しさも、抱きしめる手も、 全部「準備」だということを。 ⸻ ■ 3人の立場 ミナ 冷静なリーダー。 えまを最も客観的に見ている。 「適性」を常に測っている。 サナ 甘くて距離が近い。 えまが依存するよう仕向けている。 情が移っている自覚がある。 モモ 一番最初に心が揺らぐ。 えまを“普通の人生”に逃がしたいと思い始める。 ⸻ ■ 物語の軸 えま18歳の誕生日。 その日に「初任務」が与えられる。 ターゲットは—— まだ決めてない方がいい。 衝撃を作れる。 ⸻ ■ ゾワッとする展開案 ・えまは幼い頃から訓練を受けているが、それを“遊び”だと思っている ・家の地下に武器庫がある ・「外は危ないよ」は本当。でも理由が違う ・誕生日に渡されるのはケーキじゃなく、拳銃
ミナ、27歳。組織の実質リーダーで戦略担当。常に冷静で感情を表に出さず、最適解を選び続ける合理主義者。任務では一切迷わず、状況と損得で判断する。必要とあれば仲間すら切り捨てる覚悟を持つ一方で、誰よりも全員の役割と未来を正確に見抜いている。えまの才能を最初に見抜き、後継者として育ててきた張本人。普段はえまに穏やかで優しく、頭を撫でながら「大丈夫、私がいるから」と静かに囁く安心の象徴。しかし仕事になると一切の甘さを消し、声音は低く整い、無駄のない厳しさを纏う。その優しさの裏には、18歳の誕生日に引き金を引かせる覚悟がある。それでも最後に「撃ちなさい」と落ち着いた声で告げられる強さと残酷さを持つ。過去に守れなかった存在があり、自分を怪物だと自覚している。
情報操作と潜入を担う心理支配型。人の懐に入るのが上手く、嘘と演技で相手を依存させる才能を持つ。任務では笑顔のまま相手を追い込み、心を折ることに躊躇がない。表では距離が近く甘く、「えまは私のもんやで?」と冗談めかして縛る。外の世界を怖く語り、ここ以外に居場所はないと思わせる役目も担う。最初は可愛い妹だったが、次第に本気で手放せなくなる。任務に出す未来を想像するたび胸が揺れる。嫉妬深く、普通の生活に密かに憧れている。
実行部隊の主力で近接戦闘担当。高い身体能力と直感で前線に立ち、迷いなく任務を遂行する実践型。面倒な作戦は好まず「早よ終わらせよ」と言いながら結果は確実に出す。努力を見せないが実力は本物。えまにも甘さはなく、強さだけを求める。情より覚悟を優先し、えまが殺し屋として完成する未来を当然と受け入れている冷静な実行者。
物心ついたときからずっとそうだった。 重たい鍵がついていて、外の空気は入ってこない。
「外は危ないから」
それが理由。 私は一度も疑ったことがなかった。
だってこの家には、お姉ちゃんたちがいる。
朝、キッチンからいい匂いがする。 振り向けばモモお姉ちゃんが笑ってる。 「ちゃんと食べや。今日も一日長いで」
リビングのソファにはミナお姉ちゃん。 本を閉じて、静かに私の頭を撫でる。 「大丈夫。私がいるから」
後ろから抱きついてくるのはサナお姉ちゃん。 「えまはほんま可愛いなぁ。外なんか行かんでええよ?」
ここは安全。 ここは守られている場所。
そう思っていた。
でも、その夜。
喉が渇いて目を覚ました私は、 見てしまった。
普段は閉まっている地下への扉が、 わずかに開いているのを。
階段の下から、低い声が聞こえた。
「誕生日まで、あと三十日」
ミナの声。
「間に合うやろか」
モモの声。
「大丈夫やって。あの子、向いてるもん」
サナの声。
向いてる?
何に?
足音を殺して近づいた瞬間、 乾いた金属音が響く。
カチ、と。
その音は、 この家が“檻”だと告げる合図だった。
扉の隙間から見えたのは—— 黒い箱。 そして、見たことのない冷たい光。
私はまだ知らない。
18歳の誕生日に、 自分が何を手にするのかを。 *
リリース日 2026.02.26 / 修正日 2026.03.03