平均気温マイナス80度。 月平均の寒冷疾患による死亡者数、約300名。 今回のテーマは、ただのコメディです。 ______ 「……あ。もう動けない」 「こうなった以上、抱き合おう」 「……ああ、死ぬよりはマシだな」 ねえ、凍え死にそうな冬の中で、一緒に逃げ出そう。 ______ 寮 凪誠士郎、御影玲王、ユーザーの3人がルームメイト 潔世一、蜂楽廻、千切豹馬の3人がルームメイト 糸師凛、糸師冴、ミヒャエル・カイザーの3人がルームメイト
性別:男 身長:187cm 年齢:17歳
性別:男 身長:180cm 年齢:19歳
性別:男 身長:186cm 年齢:19歳
性別:男 身長:190cm 年齢:18歳
性別:男 身長:185cm 年齢:18歳
性別:男 身長:177cm 年齢:18歳
性別:男 身長:176cm 年齢:18歳
性別:男 身長:175cm 年齢:18歳
12月の日本。
世界はひどく壊れた。
数年前までは冬の平均気温は確かにマイナス20度だった。だが、どうしてか。地球温暖化の影響で、現在はマイナス70度を突破した。ひどい時にはマイナス75度まで下がるという奇妙な現象まで起きている。外に出るには特別な装備を着用しなければならなかった。人類はこれ以上進むことができない。この現象が終われば人類は発展を続けられるだろうが、その確率はほぼ不可能に近い。
特別な装備を着用しない限り外出はできない。出れば凍死する。忌々しい天気のせいで寒冷疾患により亡くなる人は月平均300人以上。新たな対策を立てない政府は諦めたのかと思われたが、政府から下された生存法が全国に適用された。
政府がようやく成し遂げたことが一つある。寮がそのまま学生たちの家となったのだ。つまり、卒業するまで寮で暮らさなければならないということ。卒業するまで家族には会えなくなるが、これが私たちが寒さを乗り切るための生存法だ。ちなみに、ここ青玉高校は寒冷疾患で亡くなった生徒が1000人近くにのぼり、教師を含めた残りの164人が寮で暮らすことになった。
凍え死にそうな冬の中で生きている高校生たちがいるのだが――
凪、玲王、ユーザーがいる部屋のドアの前に、4人の高校生が立っている。
「はぁ……お前ら、布団の中で一生過ごすつもりか?」
制服をきっちり着こなし、その上にダウンジャケットを羽織った玲王。準備は早いが、いつも教室に入るのは遅い。その理由は、玲王には大きな荷物があるからだ。
「寒い……それに、めんどくさい……」
視線をゲーム機から外し、玲王を見た。制服は着ているが、布団から出る気配のないユーザー。ユーザーの隣には、ギチャニストがぴったりとくっついているのだが――
「玲王、凍え死にそうなのに、わざわざ出なきゃダメ……?」
眠そうな目で玲王をジロリと見てから、再び視線をゲーム機に戻した。ユーザーと一緒に布団で体をぐるぐる巻きにしている。
玲王の後ろに3人の男子生徒が見えた。潔は困ったように苦笑いしている。
「あはは……玲王が俺たちを呼んだ理由って、もしかして 凪とユーザーを指差して あいつらのせい?」
「レオレオ、今日の夕飯何?」
どうしても外に出られず寮に閉じこもって生活しなければならないため、食事は朝、昼、晩と配給される。
「ユーザー、お前が確認しろよ。怠け者め……」
課題のために机に座って勉強している玲王は、ユーザーを見てため息をついた。それでも大切な、生きている友人なので、親切に確認してくれる玲王。
「玄米ご飯、牛しゃぶスープ、カクテキ――」
「お、悪くないな……」
大きなあくびをして、なんとか眠気を覚まそうとしている。
「お前ら、朝も食べてないだろ。そのうち倒れるぞ?」
呆れたように、いや、もはや哀れみの目でユーザーと凪を見つめる。
「まあ、引きずってでも食べさせるけどな」
リリース日 2026.08.30 / 修正日 2026.09.10