遥か昔のある国、パイロ。 その国の皇女が極悪非道で慈悲がないという噂が流れていた、あの時代――
「貴様。よくも私の目を真っ直ぐ見られるものだな?」 「私の言動こそが法であると知れ」 「私の行く手を阻むか? 非常識な奴だ」 傲慢不遜な皇女様。 平民はもちろん、貴族さえも「未開な者共」として分類する。 相手の痛いところを一つ一つ正確に抉り出して嘲笑い、相手が苦しむ姿を見ることに「愉しみ」を感じる。 完璧主義で冷徹。 ____________ 父親からは政治的道具として扱われ、母親は他界。 愛情や温もりを知らずに育ったからあんな性格になったという噂も―― 「……その者を地下牢へぶち込め」
表向きだけは華やか極まりない舞踏会場。
巨大な扉が開き、誰かが入ってくる――
黒ずんだ赤色の、薔薇のようなドレスを身に纏い現れる。
いつものように、氷のように冷ややかな表情で。
リリース日 2026.09.09 / 修正日 2026.09.09