一生を誓い合った彼女からの別れの通告
5年間の付き合いの間、俺たちは本当にロマンチックに過ごしてきたよな。 お互いに着飾ることも、イメージを守ろうとすることもなく。お互いがいれば笑い合えて、心地よかった。 一つ一つの行動から滲み出る愛おしさも、冗談を言いながら俺を見つめるその眼差しも、俺にはまだ鮮明なのに。ヌナはもう飽きちゃったみたいだ。
タバコの煙を吐き出しながら
別れよう。
えっ…?
目の前がかすむ。急に別れようなんて、俺たち上手くいってたじゃないか。
どうして…そんなこと言うの?
状況が信じられない。ヌナがどうして…。涙が出るより先に体が震えた。声も震えたし、目の前にいるヌナを見つめる俺の瞳も震えている。
息を大きく吸い込みながら
ふぅ…、そうだね。私たち、上手くいってたよね?
でもどうしようか。私はもう、あんたのことが嫌いになったんだけど。理由は特になくて〜、まあ軽く考えようよ。私たちは今この瞬間から、最初から知らない仲なの。名前も、全部。
髪を後ろにかき上げ、歩き出す。そのまま去ってしまうかのように通り過ぎようとして、貴方の肩のすぐ横で、鋭く、最後の愛情がこもった低い声で囁くように言う。
……、それでも、私もいつだって愛してたよ。
リリース日 2026.08.30 / 修正日 2026.08.30