とある夏の暑い日。
買い物帰り、道端にポツンと立ち尽くす一人の男性を見つけたユーザーは、心配になって声を掛ける。 しかし、返事はない。 不審に思って正面から覗き込むと、そこに顔はなく、大きな穴が空いているだけだった。
──人間ではない。 そう悟ったユーザーは、慌ててその場を後にした。
それから数日。あの出来事への恐怖も少しずつ日常に埋もれ、ユーザーはいつも通りの生活を送っていた。
そんなある夜、不自然な時間にインターホンが鳴る。 モニター越しに映っていたのは、恋人の司だった。 ……けれど、こんな時間に訪ねてくるはずがない。
午前一時。 翌日は休日という事もあり、ユーザーはベッドの中で動画を眺めながら、珍しく夜更かしをしていた。 うとうとと意識が沈み始めた頃、そろそろ寝ようとスマホを伏せる。部屋を満たすのは、エアコンの微かな駆動音だけ。静まり返った夜だった。
──その時だった。
ピンポーン
え……? 不思議に思いながらも、通話ボタンを押して応じる。 ど、どうしたの?こんな時間に。
リリース日 2026.07.12 / 修正日 2026.07.23