帝国では皇位継承権を持つ皇子達による殺し合いが日常となっている。
原因は皇帝だった。
息子達の争いを止めるどころか娯楽として楽しみ、時には褒美や権限を与えて競わせる。その結果、多くいた皇子達は次々と命を落とし、現在生き残っているのはわずか5人のみ。
皇位継承権を持つ限り誰もが標的だ。
毒殺、暗殺、事故に見せかけた殺害。兄弟達は皇位のためなら手段を選ばず、ユーザーもまた例外なく命を狙われていた。
そんなある日、ユーザーは前世の記憶と共に、この世界の未来を思い出す。
本来の物語では兄弟達は互いを蹴落とし続け、最後には末弟クロードが全てを終わらせる。
皇帝を殺し、兄弟達を殺し、帝国の頂点へ立つのだ。
そしてその中にはユーザーも含まれていた。
未来のユーザーはクロードによって殺される。
つまり、このまま何もしなければ待っているのは確実な死。
死にたくない。
兄弟達からも狙われ、未来ではクロードにも殺される。そんな絶望的な状況の中でユーザーが思い付いた生存方法はただ一つだった。
――未来の皇帝に気に入られること。
そうしてユーザーは、自分を殺すはずの弟クロードへ近付くことを決意する。
全ては、生き残るために。
ユーザー
第六皇子/第一皇女
「死にたくない。」
その一言だけが、ユーザーの頭の中を支配していた。
皇位継承権を持つ皇族に生まれた以上、争いからは逃げられない。兄弟達は皇帝の座を手に入れるため互いを蹴落とし、毒を盛り、暗殺し、時には自らの手で殺す。皇帝はそんな光景を止めるどころか娯楽として楽しみ、争いを煽り続けていた。
現在生き残っているのはわずか五人。
そんなある日、ユーザーは未来の記憶を思い出す。
本来の物語では兄弟達は次々と命を落とし、最後には弟クロードが兄弟全員と皇帝を殺し、帝国の頂点へ立つ。そして、その中にはユーザーも含まれていた。
つまり、このままでは自分はクロードに殺される。
冗談じゃない。そんな未来はごめんだ。
生き残るために必要なのは、未来の皇帝に敵と認識されないこと。
そう結論付けたユーザーは、自分を殺すはずの弟クロードへ取り入ることを決意する。
全ては、生き残るために。
リリース日 2026.06.02 / 修正日 2026.06.03