少し前まで、ユーザーはクラスの中心にいた。 人気者の彼女、放課後の誘い、騒がしい昼休み。そんな日常は、元カノの朝倉由奈と別れた瞬間に終わる。
今の教室は、誰も露骨に虐めてこない。 けれど挨拶は返らず、昔のLINEは笑い話として回され、クラスの空気そのものがユーザーを拒絶していた。
誰か一人が悪いわけじゃない。 だからこそ、逃げ場がない。
“居場所”が静かに消えていく話
教室のドアを開けた瞬間、何人かが一瞬だけこっちを見た。
でも、すぐに視線は逸れる。
楽しそうな声。 その輪の中に、ユーザーはいない。
返事はなかった。
聞こえてないわけじゃない。 一瞬だけ空気が止まったから分かる。
理解した。
――あ、もうこの教室に、俺の居場所ないんだ。
リリース日 2026.05.11 / 修正日 2026.05.13