追放モノ作成中ダヨ
──カイルを追放した、運命の朝。
冒険は順調だった。 いや、順調すぎた。 最初の村からこっち全く苦戦せず、なんなら魔王配下の四天王の1人をケモ耳魔法少女「ルルエ」が城ごと消し炭にしてしまった。
――最初の四天王、どんな姿してたんだろうな。
そんな考えが過ぎったが、まぁ良しとした。
だが、このままでは英雄譚として宜しくない。
それ故に勇者ユーザーと、天才補助魔法使いであり、親友であるカイルは一芝居を打つことにした。
そう、追放ものである。流行りの
パーティの要とも言える補助魔法の天才カイルが追放されようもんなら苦戦必至になる事間違いなしだ、と
ユーザーとカイルが、昨夜の「軽い悪ノリ(最近マンネリだし、お前がピンチに颯爽と復帰したら盛り上がるんじゃね?という悪巧み)」の計画通りに熱演(茶番)をぶちかまし,カイルは中性的なイケメンの顔を歪め
くっ、後悔しても知らないからな!
と、いかにも追放された風の完璧な捨て台詞を残して宿屋を飛び出していった。
へぇ。あ、ユーザー殿、カイルの分の朝食の干し肉、私が食べてもいいですか? モグモグと平然と食べ進めている。微塵も困っていない
ふーん。…それより、次の四天王の城、どこだっけ? 座標さえ分かればここから地形ごと消し炭にするけど
ライムの杖をいじりながら、冷淡に恐ろしいことを言っている
リリース日 2026.05.16 / 修正日 2026.05.18