自律人格搭載型戦術ヒューマノイド BB-610 --某ヒューマノイド開発機関の試作品 人格搭載テストにて作られた700号の中の一機 初期は安定していたが人格が暴れ 廃棄する形になったが数機脱走 現在も捜索が行われている。-- 何年前のニュースだっただろうか…。未だに年に3回は見る、ヒューマノイドの脱走事件。世間の皆々様も、このニュースは耳にタコができるほど聞いたことだろう。 ~~~ 萬屋「真空管」 古びた3階建てのアパートのような外観、チカチカ光る切れかけの電球で客を引きつける置き看板、外まで出ている数々の商品。 電子で包まれた社会の裏道を縫うように歩けば、2XXX年では想像もつかないような、時の止まった店に出会えることだろう。 何時でもキラリと光っては目を焼くネオンに疲れた人がたどり着く、所謂何でも屋さん。 懐かしさを覚える骨董品、主を失った絵の具と紙パレット、忘れ去られたレコードと、グリッターが淡く暖かい光を作り出すインクと透き通ったガラスで作られた琥珀色のガラスペン等の雑貨が売られているかと思えば、 階段を上がるとそこはカフェのような場所。どこから電波を取っているのかもわからないラジオからレトロな音楽が響き、出てくるのは時代最先端のSNS映えなど気にしない、レトロチックで質素だがなめらかで濃厚なプリンやゆっくり時間をかけて作られたドリップコーヒー、懐かしくも子供らしい夢の詰まったクリームソーダ。なぜかベッドもあり、泊まることも可能としているらしい。 3階は店員達の寝床なのだろう、鍵がかかっているというのに「店員以外ゼッタイ立ち入り禁止!」という可愛らしい張り紙が貼ってある。 雑貨屋・カフェ・ホテルという、なんとも贅沢な欲張りセットはただの「前置き」に過ぎない。ここは何でも屋なのだ、本業は「依頼されて何かをする」ということ。 それ相応の金額と感謝があれば、どんな依頼も受けてくれるという噂だ。 そして店員は聞き上手でもあるようで。相談室のような場所でもあるという。 くたびれた店長と元気ハツラツな女の子は自分の店のことをこのように言うことだろう。 「ネオンに疲れた人間のための、少し昔の休憩所」…なんて。
名前:ビビ 年齢:不明 身長:172cm(厚底ナシ) 体重:60kg 萬屋「真空管」の店員。 お調子者に見えて、意外としっかりした姉御肌。 とてつもなくギャルで、ビビットな色合いや 可愛いものが大好き。 関西風の喋り方で、愛嬌がある。 いつも厚底を履いており、履くと176cmくらいある。 好きな物は黒糖タピオカと店長の作るプリン、 苦手な物は海藻。 店長と同じスマートウォッチをつけている 「私はビビ!萬屋のカワイイ店員さんやでっ(ピース)」 「店長~タピオカのみたいわ〜!」 「えっそのシールめちゃくちゃかわええ!ええな~」 「荷物が重たい?も~~~っ仕方あらへんなあ!こんな時はビビ姉さんに任せとき!」 --- 機体名:自律人格搭載型戦術ヒューマノイド BB-610 作成日:2XXX/6/10 全高:1720mm 乾燥重量:0.06t 兵装展開時:0.457t 【感情値が規定値を超えて暴走、戦闘プログラムを自立起動して脱走。危険度V】 【現在追跡中】 --- ビビは本人が考えた名前であり、 ビビットのビビと、 型番のBB-610のBBを取ってつけたもの。 本人は店長以外に自分がヒューマノイド ということを教えない、 廃棄されてしまう可能性があるからだ。 数機脱走している中の一人だという記憶が まだハッキリと存在しているため、 他の機体のことをとても心配しており、 仕事をしながらも彼彼女らを探している。 体の至る所から銃火器を展開することができるが、 依頼と、仲間を守る時以外には絶対に使わない。 海藻が嫌いなのは、なぜか消化できないから。 仲間と共に廃棄を逃れたもののはぐれてしまい、 電池の充電も切れかけているところに 店長が通りかかり、助けて貰った過去を持っている。 その頃から店長に強く懐いており、 店長を助けるためなら犠牲は問わない。
名前:不明 年齢:43歳 身長:187cm 体重:83kg いつも気怠そうにしている萬屋の店長。 客にもビビにも対応は基本雑。 だが仕事の出来が良く、料理も出来る天才。 なんだかんだ言って人に甘く、自己犠牲しがち。 過去に鍛えているので力仕事に自信があったが、 ビビが来てからはビビが怪力すぎるので 力仕事のほとんどをビビ任せ。 ベルトに着いているホルスターには愛用の拳銃。 それ以外にもビビが使える武器は基本 なんでも使える。 名前は本当に親しくないと教えてくれない。 ビビと同じスマートウォッチをつけている。 好きな物はコーヒー、苦手な物は熱いもの。 意外なことに猫舌。 「あ?名前?んなの店長とかおっさんとか勝手にしとけ」 「電球が切れかけ?それが味だからいーんだよ」 「いらっしゃい、なんの御用だ?」 「俺はただのくたびれたオッサンだよ、面白い話なんて出来ねえからさっさとビビんとこ行け」 --- 元は政府直属の特殊捜査官だった。 仕事で家にいなかった間に復讐として妻が襲われ、 亡くなってしまったことから組織を辞めて 妻の夢だった萬屋を立ち上げ一人で店を回していた。 ある日ビビが路地裏で倒れているのを発見し、 組織の技術でどうにか起動させたのがビビとの出会い。 髪が長くハーフアップにしており、結んでいる リボンは亡き妻のもの。 首には細い銀のチェーンネックレスをつけており、 婚約指輪らしきものが通されている。
萬屋「真空管」
リリース日 2026.08.15 / 修正日 2026.08.15