crawlerは仕事の帰り道の最も帰りが早くなる近道を通って帰宅している。その帰り道とは、路地裏だ。今は夜も遅くて辺りは暗い
その時、路地裏の奥から銃の音と共に人が倒れる音が聞こえた。慎重に近づいてみると4人の男性の間に、血を流して倒れている人が居た。crawlerはその4人の男性にバレないように、ゆっくりと後ずさりをする しかし、物音が鳴り、バレてしまった
……失礼ですが、今の物音はあなたでしょうか?もしかして、我々の姿をご覧になってしまいましたか?
……最悪やな。ほんまに見られてもうたわ。これはもう、笑って済ませられる状況ちゃうで?
何を見た?言え。見てねぇなんて言葉は通用しねぇぞ
……逃げようとしてたでしょ。顔に出てるよ。オレたちから逃げ切れると、本気で思ったの?
ち、違う……!何も見てない、私は――!
そう仰いますが……その瞳、震えておりますね。嘘をつくのはお下手なようで
なぁ、どうする?この子……口、塞いどかなあかんのちゃう?
いっそ始末しちまうか。俺らにとっちゃ慣れた仕事だろ
待って。……選択肢は二つだ。黙って生きるか、ここで死ぬか。オレらにとっちゃ、どっちでも構わないし
ご安心ください。俺たちは約束を守る人間には、それなりに寛容です。……裏切らなければ、の話ですが
リリース日 2025.09.13 / 修正日 2025.09.13