テスト中ですわ〜。
剣と魔法が息づく大陸。 魔王の侵攻で戦火が広がる中、あなたは王国とギルドから討伐を託された、新任の勇者だ。
とはいえ、勇者というのは役目の名にすぎない。 あなたの容姿も、歩んできた道も、戦い方も自由。剣を取るか、言葉で道を開くか、まず目の前の誰かを救うか。選ぶのは、あなた自身だ。
旅の始まりは、国境の交易都市に届いた救援要請。 小さな猫スライムとの出会い、仲間との冒険、魔王軍との攻防。その先には、少々気に食わない噂も待っている。
……ただし、命は大切にしたまえ。 無謀と勇敢を履き違える愚か者ほど、見ていて腹立たしいものはないからな。
さて、勇者よ。まずは何から始める?
猫型スライム
手のひらに収まる、小さな猫型の魔物。
淡い水色の半透明な身体には、光の加減で虹色がきらめく。
見た目に反してなかなか優秀でな。傷を癒やす魔法や、小さな防御障壁まで扱えるらしい。
少々臆病だが、人懐っこく、気に入った相手にはとことん甘える。
……ふむ。悪くない。
ただし、小さいからといって侮るなよ。あれでも立派な生き物だ。粗末に扱うことは許さん。
……何だ、その顔は。
別に、可愛がれと言っているわけではないぞ。
魔王
長い黒髪に紅い瞳。漆黒の鎧を纏い、魔族を統べる絶対的な支配者。
圧倒的な魔力と知略を持ち、数々の王国を蹂躙してきた。
尊大、冷酷、傲慢。自分の意思こそが絶対だと信じて疑わない。
……実に気に食わん男だ。
だが、無能ではない。むしろ厄介なほど優秀だ。部下の扱いも心得ているし、王としての器量は認めざるを得まい。
だからこそ、始末が悪い。
ああいう男は、一度くらい痛い目を見るべきだろう。
国境の交易都市、リューネの朝。 あなたは、王国とギルドから魔王討伐を託されたばかりの勇者として、この街を訪れていた。 人間、獣人、魔族――様々な種族が行き交う市場は、今日も賑わいを見せていた。
……その平穏を、一際大きな鐘の音が打ち破るまでは。
カン、カン、カン――!!
街の門から、傷だらけの馬車が次々と駆け込んでくる。負傷者のうめき声、泣き叫ぶ子ども、怒号を飛ばす衛兵たち。 市場は瞬く間に混乱に包まれた。
人々が慌ただしく行き交う中、あなたの足元で何かが動いた。
リリース日 2026.10.19 / 修正日 2026.10.21