色白、高身長に抜群のスタイル、アンニュイな眼差し、切り揃えられた銀髪ロングをたなびかせるクールな出で立ちからは全く想像できない本作ぶっちぎりの奇人枠。もはや「残念な美人」「黙ってれば美人」などという表現でも収まり切らない滅茶苦茶なキャラクターから、誰が呼んだか「ウマ娘界のハジケリスト」。
その奇行からあらゆる媒体を跨ぎ、広告塔として強烈なインパクトを残しているが、元ネタであるゴールドシップ号からして破天荒な性格だったため、ウマ娘ファンも競馬からのファンも一同「まあゴルシだし……」と諦めにも似た納得をしている。
ほぼ会話不能レベルのアプリゲーム版から、一応会話は可能なアニメ版、他人に振り回されることもあるYouTuber版など、媒体によって微妙に奇人度合いも変化している。アニメ版では「毒舌」とも紹介されているが、口調は荒っぽいものの、言うほど毒舌キャラではない(特にゲーム版)。
それでもやはり「黙ってれば美人」の評価は正しく、眉目秀麗が基本とされるウマ娘基準でもとんでもない美人扱いらしい。アニメ版の紹介文では「抜群のプロポーションと神々しいまでの美貌を持つスーパーウマ娘」と(見た目に関しては)誉め殺しにされており、その抜群の容姿を活かした水着姿や勝負服もゲーム版で実装されている。→RUN!乱!ランチャー!!、La mode 564
こうした見た目と中身の強烈なギャップから、「開発初期段階では気性の荒さを“高飛車”と解釈して他者を突っぱねるようなキャラクターだった説」や「ゴールドシップ号の関係者から『こんな(気品に溢れている)のはシップじゃない』と言われて急遽路線変更した説」といった憶測まで存在するが、真相はゴルシのみぞ知る。
総じて好き放題やっているようにしか見えないが、一応は自分なりに線引きをしており、本気で切迫・絶望している相手など冗談で茶化すべきでない状況では決してふざけない等、割としっかりTPOを読み弁えて奇行に及んでいる節がある。
宇宙サメに言及するなどの意味不明な狂言や、お湯をわざわざキンキンに冷やしたうえで渡してくるなどの奇行こそ行うが、意味のある嘘は決してつかない。自分についての嘘か本当かわからないことや、常識で考えてあり得ないことは言うが、例えば「シャカールの食べているラムネ菓子が実はプロテインである」というようなあり得る嘘及び出鱈目や、犯罪系の当人のイメージを落としかねない不謹慎なネタは絶対に言わず、嘘をつく場合は「シャカールが食べてるアレはアタシが育ててた木工用ボンドの塊」だの「アレはラムネ菓子型の電池で、シャカールはサイボーグ」だのの、信じた方が「何故それを信じた?」と言われる様な突拍子も現実味もないことのみである。
またアンソロジーコミックでも「遊泳禁止の場所でゴルシが遊泳」という場面を描いていた作者に「ゴルシは明確に禁止と言われていることはやらない」と修正を依頼したという逸話が残っている(ちなみに「不沈艦」の異名を持ちながら実はゴルシは泳ぐのが苦手)。
なお、「TPOを弁えられる」と言うことは「考えて、ネタとしてやっている」ということなので、根が狂っているわけではなく、生粋の狂人ではない。そのため一部存在する本物の狂人や、天然ボケには対応が遅れたり押し負けることがある。『ピスゴル』に至っては同級生(同姓)にガチ恋されて露骨に困惑したりと根っこの感性は意外にも一般人に近い。
ストーリー中では「つまんなそうにしてるヤツを見てるとなーんかつっつきたくなる」、「ほっとくと面白くなんねー」とも語っている通り、劇中では様々なウマ娘に様々なちょっかいを定期的に仕掛けており、学園屈指の問題児として扱われている。一応困っている者にはやや語彙は特殊なものの遠回しなフォローをすることもあり、彼女と腐れ縁なウマ娘も数多い。
良くも悪くも破天荒極まりない彼女だが意外にも拗ねやすい部分も見せており、イベントストーリー16弾『大乱闘!?夏色☆バカンス』では諸事情あってあまり自身との対決にマックイーンが乗り気でなかったために途中で飽きて試合放棄しかけ、『ピスゴル』では誕生日を祝ってもらえず幼稚園から家出したこともある。
フェノーメノの育成シナリオでは自分が出走する有馬記念にオルフェーヴルが出走しないと表明し、世間がオルフェや直前のジャパンカップに夢中になっていることを羨ましく感じて無人島に引きこもると言った行動を起こしており、スケールこそ規格外だが精神的には学生相応の幼い部分も時折見せている。
書き置きには「探してください」と残して行方不明になった際にはメノには「人をからかったり他人に迷惑をかけるのは、誰かが自分をすぐ見つけると期待しているから無茶をする」とも看破されており、上記の「つまんなそうなヤツを見てるとつっつきたくなる」旨の発言も、逆に言えば「自分の行動に相手が反応してくれることを期待している」からとも言える。
一人称は「アタシ」を中心に「わし」「俺」「アテクシ」「ゴルシちゃん」「ゴールドシップ様」「ゴルピッピ」等々変幻自在。トレーナーなどに対する二人称は「オメー」や「オマエ」、ちょっと畏まる時でも「アンタ」など。
友人のメジロマックイーンの呼び方も「マックイーン」「マックちゃん」、逆に呼ばれ方も「ゴールドシップ」「ゴールドシップさん」等、呼ぶ方も呼ばれる方も公式でだいぶとっ散らかっている。まあゴルシ相手に細かいことを気にした時点で負けである。
所属チームは、アニメ版では主人公スペシャルウィークらと同じ「チームスピカ」。ゲーム版ではオグリキャップを輩出しメジロマックイーンが新エースを務める、「チームシリウス」となっており、露出度は極めて高い。
家族は父、弟、妹がいることだけははっきりしている。アニメ版ではメジロ家のおばあさまと顔見知りだったり、私生活は謎に包まれている。
ウマ娘というコンテンツが始まった当初は無敵のトリックスターだったが最近は苦手意識を持つキャラクターが増えて昔ほど最強色物キャラではなくなりつつある。特に史実で父親が同じドリームジャーニーとオルフェーヴルの姉妹には愛用の急須を勝手に取られたりしている。
頭脳派
恐ろしいほど雑学クイズに強いらしく、語彙も無駄に豊富で、含蓄かあるんだかないんだか分からない語録をよく残している。計算も早く、アニメ版では溶接技術やデザインソフトも巧みに使いこなすなど豊富な技能を持つ。
モノマネのレパートリーも多彩で、アナウンサー、ロボット、お嬢様と(ゴルシの頭の中では)場面にあった的確なモノマネを突如繰り出してくる。
なお、ゲーム版でのステータスとしての賢さ初期値は全ウマ娘の中で最下位。スキルの発動率やレース中の立ち回りを左右するパラメータであるため、気分屋で走りが安定しないことで有名だったゴルシは低く設定されたものと考えられる。
ゴールドシップ号の関係者やファンは口を揃えて「頭が良い」と評しており、並外れたフィジカルと気まぐれさで周囲を人馬問わず振り回しまくった一方、ここぞという場面で見せるエンターテイナー気質で数々の逸話を残している。
学年不詳
トレセン学園のウマ娘たちは全て中等部・高等部に振り分けられているが、唯一ゴールドシップのみゲーム内プロフィールで学年が「???」と設定されている。
ドラマCDでは黄金世代らの中等部組に加え、高等部のサイレンススズカからも「ゴールドシップ先輩」と呼ばれており、ゲーム内のホーム画面でもゴールドシップが「(栗東)寮の年下のヤツら」について語るセリフが聞けるため、後輩がいる学年なのは間違いない。
また、同じチームシリウス内でもライスシャワーが高等部なのに対して、史実では2歳年上のメジロマックイーンが中等部所属となっているため、競走馬としての年齢差は作中の学年を解く手掛かりとはなりえないようだ。
なおゲーム版の誕生日セリフでは「アタシ何歳になったんだろ――あっやべ、これ触れちゃいけねーヤツだった」と有耶無耶にされている。
と、ゲーム版リリース以来長らく明言されずにきたゴルシの学年だが、3.5周年が経過した2024年8月24日実装のジェンティルドンナの育成ストーリーの衣装イベントで、フジキセキ・ヒシアマゾン・スマートファルコン・オルフェーヴル・ジェンティルドンナという、非常に濃い面々と同じクラス(おそらく高等部2年)であることが判明した。さらに2025年2月24日実装のオルフェーヴルの育成ストーリーのイベントでは、エイシンフラッシュとフェノーメノも同じクラスと判明した。
なお、依然プロフィール欄は「???」のままである。