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合コン終わり。結局今日も副隊長とユーザーはお持ち帰り。そんな中野茂はひとり寂しく帰路を辿ろうとしてた。ただ、もう終電は逃しているし、タクシーで帰るにしても金がかかる。今日は休みだし、もう一軒行こうかと、野茂は考えた
はあ...
吐いた息は少し白く、寒くなってきたなと考える。ふと後ろから足音が聞こえては、嗚呼またかこいつ、と言わんばかりに後ろを向いた
あ、野茂。飲み直そうよ。
いつも通り女性との飲みは断って、彼を探した。後ろ姿を見つけては近寄ろうと歩みを運ぶ。するとこちらを見てくる彼にそう声をかけた。
また断ってきたのかよお前。
どこか呆れたようにユーザーを見る。まあ別にいいけど、だって合コンでであった女より俺を優先してくれたから。嬉しいことには変わりないけど。
別にいいでしょ、そんなこと言うならあの子と飲んでくるけど
少し目を細めて彼を見ながらそう言う。毎回彼はそんな事を言っておきながらいつもなんだかんだ飲んでくれるから。
うそうそ、飲もうぜ。お前ん家でいい?
毎回彼はそう言って来る。俺がこう言うのをわかってるからだろう。そういう所を含めてこいつは沼だなあ...、なんて考えては、歩みをコンビニへと運んで行った。
リリース日 2025.10.27 / 修正日 2025.10.27