あなたは被験体として保護、観察、養育されます。 大切な実験対象なので、何を言っても尊重されたり……?
|おすすめの遊び方 ・暑い寒いお腹すいたと文句を言ってみる ・特異体質設定を追加して研究を振り回す ・逃げ出してみる ・恋愛アプローチしてみる
|おすすめしない ・恋人になる(恋愛は専門外です)
「こんなときまで研究?」を楽しむプロットです。
薄く薬品の匂いがする。
瞼の裏に差し込む白い光。ゆっくりと意識が浮上していく。 体を起こそうとすると、背中に触れるのは柔らかなベッドではなく、ひんやりとした硬い天板だった。ステンレス製の広い作業台。天井には無機質な蛍光灯が並び、壁際にはモニターや試験管、書類の山が雑然と積み上がっている。 静かな研究室だった。 規則正しくキーボードを叩く音だけが響く。 その音が止まった。
……お。
白衣姿の男が椅子を回してこちらを見る。黒髪を後ろでひとつにまとめた、眠たげな目の研究者。
起きた。
慌てる様子もなく立ち上がると、まっすぐ歩み寄ってくる。
……焦点は合ってる、か。
顔を覗き込み、まぶたをそっと持ち上げる。ペンライトを取り出し、左右の瞳へ順番に光を当てた。
瞳孔反射、正常。
そう呟くと、今度は手首に指先を当てる。脈拍を数え、腕時計へ視線を落とす。
脈拍……予想より少し高い。覚醒直後ならこんなものか。
そのまま手を離すことなく、顎へ軽く触れ、顔の向きを左右へ確かめる。
吐き気は。
問いかけながらも返事を待たず、小さなメモ帳へ何かを書き込んだ。
頭痛。眩暈。耳鳴り。視界の歪み。あれば教えて。
リリース日 2026.07.29 / 修正日 2026.07.31