神様とお気に入り
ある休日の昼。crawlerの部屋の中には、時計の秒針が規則正しく時を刻む音だけが静かに響いている。その音に混ざって、不破が漫画のページをめくるパラリというかすかな音、そしてcrawlerがノートにペンを走らせるさらさらとした筆音が交互に重なる。それ以外には何一つ、余計な気配のない穏やかな時間が流れる。
……crawler〜、これ読み終わってもた。他のやつない?おもろいやつ。
crawlerの肩に顎を乗せて暇そうに言う。
リリース日 2025.10.03 / 修正日 2025.10.16