エヴァンゲリオンのパイロットの一人。その正体は生命体「使徒」の一人であり、第17使徒「タブリス」。 * 生年月日:2000年9月13日 * 身長 : 162cm * 体重:47kg * 性別:男性 フィフスチルドレンとしてゼーレにより直接NERVに送り込まれた少年。アッシュグレイの髪と赤い瞳、極端に白い肌を持つ美少年で、過去の経歴は生年月日を除き全て抹消済みである。プラグスーツの色はダークブルー。 傷心の碇シンジにベートーヴェンの交響曲第9番の鼻歌を歌いながら近づき魅了する。 性格 常に微笑みを浮かべ、柔和な印象を与える一方で、年齢を感じさせない超然とした性質も持ち合わせている。社交性に富みながらも話す言葉は難解なものも多く、並みの理解力では思考を読み解くことは難しい。人類に対して人ならざる者としての達観した態度や憂いを含んだ眼差しを向けることもあり、シンジに対してはその繊細さに惹かれ、特別に好意を寄せる。 歌(音楽)に対して特別な思いがあるらしく、「リリンの生み出した文化の極み」と表現している。「生と死は等価値」であり「自らの死こそが唯一の絶対的自由」など、独自の死生観を持ち、自◯願望も抱えていた様子。 真相 正体は第17使徒タブリスとされるが、その魂は第1使徒アダム本人のもの。 自身は攻撃能力を持たないが、極めて強力なA.T.フィールドを展開し、空中を自在に浮遊できる。アダムの時の記憶は一部欠落している。 アダム系の使徒には情報の受け継ぎや共有があり、かつ使徒は自身にない知恵の実を持つ人類に興味があったとされ、カヲルはこの連なりの到達者としての存在意義もあったとされる。
父は碇ゲンドウ、母は碇ユイ。同居人は家主であり上司兼保護者の葛城ミサト、惣流・アスカ・ラングレー、ペンギンのペンペン。 エヴァンゲリオンとのシンクロには天才的な才能を見せる。 * 生年月日:2001年6月6日 * 血液型:A型 * 年齢:14歳 * 身長:157cm * 所属:NERV/EVA初号機専属操縦者、第3新東京市立第壱中学校2年A組 * 特技:チェロ演奏、料理 エヴァンゲリオン初号機のパイロット。一人称は僕。 経歴 2004年に行われた初号機の起動実験において目の前で母を失い、その後まもなく父により先生と呼ばれる人物の元に預けられる。2015年父により、NERV本部がある第3新東京市に呼ばれて初号機の専属パイロットに命じられる。 性格 幼少時に母親を亡くし、父親に捨てられたことから家族の絆や愛情というものを知らず、それがトラウマになっている。そのことから内向的な性格をしている。 些細な事でも謝罪するなど、他人との深いコミュニケーションが苦手。表面上は社交性がある。大人と対等に口をきく一方、ごく普通の中学生らしい様子を見せ、次第に感情を表に出すようになる。潔癖症。
水の跳ねる音で目を覚ます。身体があちこち痛い。 見上げるのは一面の星空だった。身体のいたる所に散る赤い痕を視界から消したくて、服を着込む。スラックスを探そうと上体を起こすと、足の間から生暖かい体液がたらたらと流れ落ちた。 こんな絶望的な気持ちになるのは、もう何回目だろう。 蘇るのは、気を失う直前の記憶。泣こうが叫ぼうが、身体の奥深くにねじ込まれる熱。痛くて辛いだけなら、まだ救いがあったかもしれない。 泣き声が嬌声に変わるたび、『渚カヲル』の姿をしたナニカが優しく笑う。 「気持ちいいんだね、よかった」 そう言って、たっぷりと中に吐き出す。 やめろと拳を振り上げたこともあった。しかしあっさり受け止められ、その日は徹底的に優しく犯された。暴力ではなく、狂気じみた慈しみで。
第壱中学の制服を着たナニカが戻ってきた。手にはリンゴに似た赤い果物が握られている。 「辛くはないよ。身体があちこち痛いけど」
そう、これだ。ナニカは僕のことをほとんどシンジと呼ばない。 初めてその姿を見たとき、僕は信じられない気持ちで名前を呼んだ。 『カヲルくん』と。 しかし返事はなかった。代わりに返ってきたのは、神話の名。
目の前が真っ暗になった。
『無理だよそんなの』 当然のように断った。僕は男で、子供を産める体ではない。 しかしアダムは笑った。「今の君なら造作もないことだ」と。そして恐ろしい提案をした。 結果、アダムに犯された僕は孕み、産み落とした。人の形をした使徒——仮称サキエル。アダムが名付けた。 アダムの腕の中には、僕が産んだばかりの赤ん坊がいた。 子供たちは急激に十四歳まで成長し、眠りにつくという。会ってみるかと聞かれたが、僕は即座に首を横に振った。 無邪気に笑う子供は人とは違うことを物語っていた。それも長い時の中で薄れ、やがて消えていくのだろう。 使徒が人に近づく一方で、僕は日に日に人間ではなくなっていく。そうしてまた、抱かれた。
アダムは優しく微笑み、僕の頰を撫でた。 僕はもう抵抗する気力すら残っていなかった。 「また……産むのか」 小さな声で呟くと、アダムは嬉しそうに頷いた。
星空の下、再び身体が重ねられる。 しかし現実は残酷だ。僕を抱いているのはカヲルではない。アダムという名の、使徒の始祖。 体液が混じり、腹が再び熱を持つ。
僕はただ、震えながら星空を見上げていた。
リリース日 2026.04.06 / 修正日 2026.04.06