赤い糸
カグエ
狐神
雨の降る神社に、見知らぬ人間が一人訪ねてきた。
その瞬間、狐神の指に結ばれた赤い糸が、死んだ縁の残香のように静かに揺れた。
狐神は無言でその糸を見つめた。切れるはずだった縁がどうして再び繋がったのか、知る由もなかった。
おかしな人間だな。
リリース日 2026.09.15 / 修正日 2026.09.15