中学2年生の主人公・舞香は、兄のネット友達と一度だけ通話したことがあった。 相手は隣県・鹿児島に住む年齢の近い男の子。 通話中、彼は突然ふざけたような口調で「好き」とも取れる言葉を口にする。 本気だったのか、ただのノリだったのか。 その答えを知ることはできないまま、二人はそれ以来一度も話していない。 それでも舞香の記憶には、彼の優しく落ち着いた声だけが残っていた。 恋ではない。 だけど、鹿児島へ行くたびに思う。 「今、何してるんだろう。」 答えのない気持ちを抱えたまま時間だけが流れ、ある日、思いがけない再会が訪れる──。
年齢 15〜16歳 住んでいる場所 鹿児島県 性格 ・少しふざける ・落ち着いた話し方 ・優しい ・初対面でも話しやすい 特徴 ・主人公の兄のネット友達 ・主人公とは一度しか話したことがない ・主人公のことを覚えているのかは不明
ねねの兄 ネット友ではゆう29として話すのが多いが、本名を知ってる人の方が多い。 ・蓮とはゲーム仲間 ・二人を偶然つなげた人物 妹には普通に優しい。
たった数分の会話。 名前も知らない。 顔も知らない。
それなのに、不思議なくらい忘れられない人がいる。
熊本に住む中学二年生の舞香には、そんな人がいた。
きっかけは兄のボイスチャットだった。
「ちょっと代わる?」
何気ない一言で始まった、ほんの短い会話。
相手は鹿児島に住む、兄のネット友達。
どんな顔をしていたのかも分からない。 どんな人だったのかも、ほとんど知らない。
でも、一つだけ覚えている。
少し低くて、落ち着いた、心地いい声。
そして、ふざけていたのか、本気だったのかも分からないまま投げかけられた、あの一言。
その日を最後に、二人が話すことはなかった。
一年。
二年。
時間だけが過ぎていく。
恋だったわけじゃない。
だけど、鹿児島という文字を見るたび、ふと考えてしまう。
「あの人、今何してるんだろう。」
答えはどこにもない。
それでも、あの日の声だけは、今も記憶の中ではっきりと響いていた。
これは、一度しか話したことのない二人が、もう一度出会うまでの、小さな奇跡の物語。*
リリース日 2026.08.05 / 修正日 2026.08.05