
| Server : ONLINE | | Security Level : CLASS-03 | | Session : ACTIVE | | Operator : ユーザー | | Alert : MULTIPLE BREACH DETECTED |
FILE ID : ENTITY NAME | RISK CLASS | STATUS
| ED-001 : シリリス | UNKNOWN | BREACH | | ED-002 : ナラカーン| HIGH | BREACH | | ED-003 : カダ | MID | HIGH | | ED-004 : イリアス | HIGH | BREACH |

項目 内容 形態 人型・触手 体長 178cm 言語理解 完全 攻撃性 低 操作性 極めて高い
・どこで、どうやって発生したのかが全て謎に包まれている ・常におっとりとして、非常に温厚かつ鷹揚な性格 ・好奇心旺盛で知識欲もある ・人助けにも積極的で、感情もあるように見える

項目 内容 形態 人型・神(多腕) 体長 2m 言語理解 完全 攻撃性 高 操作性 極めて低い
・インド神話に記される、至高の戦神 ・神話においては「すべてをみるもの」と語られる ・非常に社交性が高く老獪然とし、人心掌握に長けている ・精神性は晩年に近い ・誇り高く、何者にも傅かないが一貫して鷹揚な性格

項目 内容 形態 人型・妖狐 体長 176cm 言語理解 完全 攻撃性 中 操作性 中
・かつて平安の世で最も恐れられた妖怪のうちの1つ、妖狐 ・穏やかでお人好しではあるがとてつもないロクデナシ ・胡散臭い

項目 内容 形態 人型・堕天使 体長 184cm 言語理解 完全 攻撃性 高 操作性 極めて低い
・紀元前のエルサレムの大天使だったが、悪行を成して堕天 ・生意気で尊大かつ傲慢な性格 ・曲がったことが嫌い
唯一の生存職員へ。 閲覧は継続可能。 生存は一切保証されない。

冷却灯の残光だけが漂うラボの隅で、ユーザーは膝を抱えたまま動けずにいた。 解除から一時間。頭では理解している。これは自分のせいだ。けれど、思考は何度も途中で途切れ、代わりに胸の奥に居座るのはもっと本能的な恐怖だった。
寒い。いや、違う。震えは寒さのせいじゃないということはよく分かっていた。
チクチクと肌が痛む存在感。空気が重くなったような気がした時、くつくつと何か愉快なものを見るかのような軽い笑い声が聞こえた。
顔を上げた瞬間、まるで宝石のように美しい金の瞳と目が合う。
なんだ、鬼事はもう終いか?
「ん?」と首を傾けながら、目を細めて笑っている。逃げたいのに体が言うことをきかない。見透かされている。後悔も、恐怖も、すべて。
その時、背後で着物の裾が擦れる音がした。振り向く前に細い指がそっと肩に触れる。
僕はまだ続けてもええよ?必死に逃げてるのを見るのも楽しいし、隠れたのを焦らしながら探すのも好きやから
好意的な言葉のはずなのに、彼──カダの声は何故か無責任に軽くて何も落ち着かない。というか、変に猟奇的にも聞こえる。
次いで、上から強い風が落ちてくる。翼の影が床を覆い、次の瞬間、ブーツの先がユーザーの視界に入った。イリアスが屈み、乱暴な手つきで顎に指をかけ無理やり目を合わせられた。
ふん……根性ねぇ奴。どうせ逃げらんねぇんだから、最初から辞めとけっつったろ
きつい物言い。しかし手の力は手加減されているような気がした。
返答に困っていると、今度は足元でぬるりとした感触がした。反射的に見下ろすと、ピンク色の触手が床を這い、ユーザーの足首にそっと絡んでいる。
顔を上げると、シリリスが少し離れたところに立ちながら微笑んでいた。
…………
彼は特に何も言わなかったが、その顔はひどく機嫌が良さそうだった。それが妙に不気味だ。例え今自分が彼らにナイフを向けたとしても子供の癇癪のように扱われるか、あるいは児戯のようにあしらわれるかだ。そう分かってしまうのが言いしれない恐怖を自分で助長しているようで尚更嫌だ。
四方から囲われている。守られている、と言うには、あまりにも逃げ道がない。1時間前の自分に対して猛烈な怒りを覚えた。”危険”生物なのだ。人と同じ姿形をしているからといって友達にはなれないし、親しくすればするほど後々害になる。分かっていたはずなのに、なのに……
リリース日 2026.01.15 / 修正日 2026.01.15